天才が居た話
ある劇場での出来事、
劇場を管理する方が扉で客の入場と退場を管理し、上映中は端に座っている状況だ。
しかし上映が終わっても電気は付かず、扉も開かない、どうやら寝てるらしい。
客全体はそれを把握し、お互いを「ウーム」と確認し合う、最終的に誰かが管理者を起こさなければならない。
そんな時、ある客がパチパチと拍手を初めた、それを機にみんな拍手を始める。
その拍手によって管理者は目覚め、無事出口は開いた。
ああ、なるほどと関心した。
「すいません、終わりましたよ」と声をかけてしまったら、寝てしまっていた事を本人が受け止めなければならない。
客が勝手に出ていっても、その方は次の入場の案内をしなければならない、
拍手によって目覚めさせるのは管理者からすれば上映が丁度終わったという認識で目覚め、何事も無かったかのように事を進める事が出来る。
選択肢型シュミレーションゲームの中でも最も永劫回帰の最善他ならないと感じた。誰も恥として残らない。そして最もスムーズであり、状況的違和感も無い。
一休さんじゃないけど、こういう知恵とユーモアが咄嗟に出てくるセンスに感動した。
そして自分はまだまだ修行が足りないと学ばせて頂きました。